秘密保持契約書 雛形【従業員・経済産業省・退職時・差入・英語・不動産・無料】
秘密保持契約書は、企業同士結ぶこともあれば、企業と従業員の間で交わすこともあります。
簡単にいえば、秘密保持契約書を交わすことで企業秘密を外部に漏らしてはいけないよということです。
もし漏らした場合、どのような罰則がつくかも秘密保持契約書に記しておきます。
そうすることで、相手の守秘義務の意識を高めるのですね。
特許に係る製造や開発をおこなっている企業では、秘密保持契約書を交わすのは当然のことになっています。
もし開発途中の物の情報が外部に漏れたら、特許を取得する前に真似される可能性が出てきます。
もちろんそれ以外の目的もあります。
秘密保持契約書はwebサイトから雛形をダウンロードして作ることもできます。
経済産業省の秘密保持契約書をダウンロード
経済産業省で公開している秘密保持契約書を、下記からダウンロードできます。
https://www.cloudsign.jp/media/20180409-ndameti/
退職時の秘密保持契約書の雛形
退職時に秘密保持契約書を交わすこともあります。
辞める従業員に対して、これまで見たり聞いたりしてきた企業秘密を外部に漏らさないようにと誓約させる書類です。
雛形を下記からダウンロードできます。
http://www.business-sol.jp/image/C2E0BFA6BBFEA4CEC8EBCCA9CADDBBFDB7C0CCF3BDF11.pdf
秘密保持契約書の差入方式とは?
秘密保持契約書には、契約書方式と差入方式があります。
この違いは何でしょうか。
差入方式は、一方が相手に対して差し入れる方法です。
契約書方式は、当時者双方が署名捺印して結ぶ秘密保持契約書です。
大きな違いをいうならば、差入方式は一方の当事者だけで作成する書類です。
一方だけが秘密情報を受領する場合や、双方が開示する場合でも、一方だけが秘密保持の義務を負う場合、差入方式となります。
委託契約でもよくあるケースです。
業務委託をする企業が、受託者に委託契約とともに、秘密保持契約書を結ばせる例はよくあります。
秘密保持契約書の英語バージョンは?
秘密保持契約書を英語で訳すとnondisclosure agreementとなります。
海外の企業と秘密保持契約書を結ぶケースもあります。
相手が外国の企業であっても、企業に大事な秘密があれば秘密保持契約書を結んでおくと
安心ですね。
ただし、その際は英文で秘密保持契約書を作ることになります。
webサイトには英文バージョンの秘密保持契約書の雛形も出ているので、活用するといいでしょう。
下記で無料サンプルを扱っています。
不動産業界でも秘密保持契約書?
不動産売買においても、秘密保持契約書は必須といえるでしょう。
不動産で結ぶ契約書類は多岐に渡ります。
住宅の情報や所有者情報、金額などについては個人情報も含まれますから、外部に容易に流れてしまっては困りますね。
だから不動産業でもよく秘密保持契約書を結びます。
各種雛形はこちらです。
終わりに
いかがでしたか?
今までの経験で、秘密保持契約書を結んだ経験がすでに
ある方もいるでしょう。
秘密保持契約書は本契約の書類と比べると、サブ的な誓約書に
感じ、あまり中身を読まずに誓約することもあるかもしれません。
ですが、秘密保持契約書でも安易にサインしてはいけません。
難しい内容の書類ではなく、形だけという印象もありますが、
サインしたからには罰則があります。
もしあなたが外部に情報を流したと知れたら、ペナルティが
課せられるのです。