覚書 雛形【不動産・テンプレート・ワード・休日・金銭・エクセル・金額変更・業務委託】
ビジネスシーンではさまざまな社内文書を扱いますね。
覚書は、契約書の一部と考えるといいでしょう。
取引相手と交渉や取引をする時、覚書を交わすことがあります。
覚書という名前の通り、覚書には忘れないようにしておくための目的があります。
ここでは、覚書とは何かの話や、覚書の雛形、ワードやエクセルのテンプレートについてもご紹介します。
覚書を作成する機会があれば、参考になるでしょう。
覚書とは何か
覚書は、双方が同意した事項をまとめた書面です。
例えば契約書の中身を一部変更したとしましょう。
その変更事項だけをまとめたものが、覚書です。
覚書を作成することで、変更が生じた時でも最初から契約書を作成し直さなくて済むのです。
双方にとって手間が省けるのですね。
金銭取引の契約書においても、金額変更の際も覚書でどの金額が変更になったか記しておけば、契約書を一から作らなくて済みます。
業務委託契約書を交わしている場合でも、契約期間の取り決めに変更が生じる時もあるでしょう。
そのたびに契約書を交わしていては面倒なので、覚書で済ますのです。
覚書は契約書の補助的役割といえるでしょう。
覚書の法的拘束力はどのくらい?
覚書は契約書の一部ですが、法的効力は契約書と同等なのでしょうか。
契約書のサブ的な役割だと効力も薄い気がしますが…。
結論からいえば、覚書の内容について双方が合意していれば、法的拘束力があるといえます。
覚書はいくら契約書を補助する役割だといっても、契約書として取り扱われます。
法的拘束力があるとみなされた覚書なら、その覚書の法的位置は契約書の次にあたります。
いずれにしても、覚書は法的拘束力が発生するといえるでしょう。
エクセルとワードの覚書テンプレート
覚書を一から自分で作り上げるのは難しいでしょう。
ワードやエクセルのテンプレートがあると助かるのでは。
下記のサイトでは、エクセルやワードの覚書雛形を扱っています。
無料で使えるのでぜひご活用してくださいね。
https://bizroute.net/oboegaki_template.html
覚書の書き方について
初めて覚書を作るなら、覚書の書き方が難しく感じるかもしれません。
ですが、覚書には特に厳密なフォーマットがあるわけではないのです。
覚書に含める項目は、一般的には下記のような項目です。
- 本文
- タイトル
- 作成日
- 当事者双方の押印
- 備考
覚書と契約書の違いは?
契約書と覚書は何が違うの?と区別がなかなかつかないかもしれませんね。
確かに、当事者双方が捺印して所持するという点では変わりありません。
一般的に覚書は、契約の前段階で使われます。
もし覚書と契約書の使い分けをするならば、契約書も覚書もフォーマット自体はさほど変わりません。
同じような雛形が使えるでしょう。
契約書と覚書に、これといって明確な違いはないのですね。
覚書と念書は何が違うの?
もう一つ、覚書と似た書類に念書があります。
念書と覚書の区別がつかない人もいるのでは?
念書は当事者一方だけが相手に約束させるものという違いがあります。
覚書は双方の合意が必要でしたね。
それに対し念書は一方的なのです。
覚書は二通作成して署名して双方保管するのが普通です。
しかし念書は約束した当事者の署名しかありません。
双方がそれぞれ念書を持つこともありません。
一方だけが念書を保管します。
覚書の休日ブログ
アメブロには、「覚書」という名のブログがあります。
(契約書の覚書とは関係ありません)
https://ameblo.jp/kyujitsugohan/entry-12594171647.html