被保険者報酬月額変更届【エクセル・ダウンロード・用紙・提出先・書き方・記入例・特例】
ここでは被保険者報酬月額変更届について解説します。
被保険者報酬月額変更届とは、社会保険料を変更する時、日本年金機構の各都道府県の
事務センター、あるいは管轄の年金事務所に届け出る書類です。
被保険者報酬月額変更届は正式には健康保険、厚生年金保険被保険者報酬月額変更届
といいます。
社員の昇給や降給、雇用契約の変更で報酬額が変わる時に使います。
随時改定の時にも届けます。
被保険者報酬月額変更届を出す時のわかりやすい例といえば、これまで派遣やアルバイトとして勤務していた社員が、正社員になって時給から給料制になった時などです。
この場合、被保険者報酬月額変更届を提出しなければなりません。
報酬額が大きく変わるからですね。
アルバイトから正社員に雇用契約を変更した時、給料が大きく変わる時は標準報酬月額の随時改定が必要です。
被保険者報酬月額変更届の随時改定とは、標準報酬の月額変更を意味しています。
普通は毎年一回、7月に算定基礎届に基づいて決定します。
これを定時決定といいます。
4、6月の3ヶ月間の報酬総額から、1カ月間の平均額を求めて、標準報酬月額を決定するんですね。
年間の途中で昇給や降級、雇用契約の変更によって報酬額が上がることがあります。
もし標準報酬額を変更しなければ、実際に受け取った報酬に対して、社会保険料の金額が多すぎたり少なすぎたりします。
それでは不均衡になって平等にならないため、算定基礎届を出します。
これを防ぐには、標準報酬月額を随時改定するのです。
随時改定をする時は、月額変更届を提出します。
被保険者報酬月額変更届の記入例つきの書き方
被保険者報酬月額変更届の書き方がまだピンとこなければ、記入例をみてみるといいでしょう。
健康保険や厚生年金保険の被保険者、70歳以上の被用者の資格を喪失した後も常に働く場合、昇給や降級によって大幅に変わった時、算定基礎届の提出によって定時決定を待たず、標準報酬額を変更できます。
これを随時改定と呼びますが、その手続きのための書類が月額変更届となります。
月額変更届がどのような場合に提出するものかについても、上記で説明しています。
被保険者報酬月額変更届のエクセル版をダウンロード
算定基礎届、月額変更届のエクセル版書式が下記からダウンロードできます。
被保険者報酬月額変更届の特例改定
被保険者報酬月額変更届の用紙をpdf形式でダウンロード
下記は、pdf形式で被保険者報酬月額変更届の用紙を扱っています。
すぐ印刷して書き込めるでしょう。
http://www.tsushin-kenpo.or.jp/member/application/files/fee01.pdf
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2020/0625.html
被保険者報酬月額変更届の提出先
被保険者報酬月額変更届の提出先は、基本的には日本年金機構です。
http://www.tochigi-syakyo.or.jp/PDF/teisyutsu.pdf
書類の種類によっても提出先は異なります。
終わりに
いかがでしたか?
被保険者報酬月額変更届は、社員の給料が変わった時に
必要なのですね。
被保険者報酬月額変更届の提出先は基本的には
日本年金機構です。
また、協会けんぽや健康保険組合に月額報酬届を提出することもあります。
社員が加入している保険会社に届出をするのですね。
適正に社員から保険料を徴収するためにも、報酬額に変更が生じたら被保険者報酬月額変更届は必須です。