土地貸借契約書【標準・事業用・原状回復・自動更新・無料テンプレートの様式・印紙税・雛形・使用】
不動産業界でお勤めなら、土地貸借契約書は知っていなければなりませんね。
よく交わされる契約です。
土地貸借契約書はその名の通り、土地を借りる、貸すといった行為がある時、当事者間が交わす契約書です。
土地を賃貸する時には金銭が発生するため、必ず土地貸借契約書を締結しなければなりません。
身近な例でいえば、賃貸アパートやマンションですね。
住居だけでなく、駐車場を借りる時も土地貸借契約書を交わす例があります。
土地という名称がついていますが、その土地に建物が建っていて、その建物を賃貸する時にも土地貸借契約書が必要です。
無料テンプレートの雛形はネットにも出ているため、それらを活用してもいいでしょう。
事業用、標準用があります。
ここでは、土地貸借契約書の見本や無料テンプレートの様式の紹介、印紙税の有無についてご紹介していきます。
土地貸借契約書の無料テンプレートの様式はこちら
pdf形式なので編集はできませんが、印刷してすぐ書き込めます。
土地貸借契約書の見本を見るならこちら
国税庁で、土地貸借契約書のサンプルを出しています。
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/inshi/09/01.htm
初めて土地貸借契約書を作成する場合は、上記の記載例を見ながら作るといいですね。
土地貸借契約書に印紙税はかかる?
結論から先にいうと、かかります。
土地や地上権の賃借には、基本的に印紙税がかかるからです。
ただし、建物や物品の場合は印紙税がかかりません。
使用貸借の場合も印紙税はかからないでしょう。
そもそも使用貸借は無償で貸し出す契約です。
ただし、借りた人は原状回復して返さなければなりません。
賃貸は自動更新?
例えばあなたが賃貸アパートを借りるために土地貸借契約書を交わしたとしましょう。
不動産が自動更新する際は、その記載も土地貸借契約書に書いておくべきです。
賃貸マンションやアパートでは、たいてい更新がありますね。
2年ごとの更新が多いです。
更新の時期になると、たいてい書面で更新の知らせがくるでしょう。
そして改めて更新の契約を交わして更新料を払います。
しかし、自動更新になっていると再度契約書を交わすプロセスがなくなります。
自動更新なので、何も通知が届かなくても更新されている可能性があります。
ただし、この場合賃貸している借主のほうは危険です。
というのも、もし自動更新ということを知らなかった場合、あるいは忘れた場合は驚くでしょう。
勝手に更新料が引かれたと誤解してしまうからです。
賃貸借契約書と土地売買契約書の違い
土地貸借契約書と間違いやすいのが、土地売買契約です。
借りるか買うのかの違いで明らかですが、名前が似ているため混同しやすいのです。
土地貸借契約書は、特定のものの使用や収益を、相手にさせることを契約します。
その契約に基づき、相手は賃料を支払います。
これによって土地貸借契約書の効力生じます。
また、契約をある一定期間継続させるのも、土地売買契約との大きな違いです。