今回はウーバーイーツの確定申告についてお話します。ウーバーイーツの配達員は個人事業主という扱いで、Uberと業務委託関係にあるということになっています。つまり雇用関係ではないので、自ら確定申告をしなければならないということですね。
その確定申告について、あまり知らない世界という方も多いと思いますので、今回は簡単ではありますが、ウーバーイーツの配達員が知っておくべき確定申告の中身についてお話していきたいと思います。
ウーバーイーツの確定申告はいくらから必要なのか?しないとどうなる?
ウーバーイーツの確定申告はいくらから必要なのかという話ですが、原則として
・副業としてやっている方は20万円から
・そうではない方は38万円から
必要だと理解しておけば問題ないかと思います。海外送金だから確定申告が必要ではない…とかそういうことではないので、注意してくださいね。確定申告のやり方に関しては後述しますが、税に詳しくてかつウーバーイーツの配達員もやっているという方が2chにいたり、ツイッターにいたりもするので、いろいろな人の話を聞いて考えていただければいいのかもしれません。
20万円とか38万円と聞くとみなさんはどう思うでしょうか。これ普通に1年間稼働していたら簡単に超えてしまう額だと思います。1週間のうち1日3時間を2日稼働したとしましょう。これだけでもだいたい週に6000円くらい手に入ります。
1年は52週間ありますので、単純に50をかけるとこれだけで30万円になりますね。20万円の壁は簡単に突破できてしまっています。1日5時間で週に2回稼働した場合、年間の収入が50万円になりますので、こちらも38万円を大きく超える額となります。コンスタントに配達を続けていると確定申告が必要なゾーンに突入します。
ですので、実際にやってみるとわかるかと思いますが、多くの配達員の皆さんが確定申告の必要な部類に入るということになります。
ウーバーイーツの確定申告の方法(必要書類や経費)
次にじゃあ、実際確定申告ってどうやるの?というところで方法論についてお話していきます。必要書類についてですが、確定申告には書類が2種類あるそうなのですが、基本的にはA書類といわれるほうで大丈夫とのことです。
あとはどこまで経費として計上できるのかという話ですが、やはり初期投資で必要なのは、自転車が大きいのではないでしょうか。ウーバーイーツのためにロードバイクを購入した私の友人曰く「領収書をしっかりとっておいてある」らしいです。
これは確定申告の際に税務署に「この自転車はウーバーイーツの配達員という副業のための経費です」と証明するためですね。あと経費として落とせそうなものというとあまり大きな額にはならないかもしれませんが、自転車にスマートフォンを固定する装置であったり首からスマートフォンをかけるグッズといった配達には欠かせない必需品は当然経費として落としうるので、しっかりと領収書などは保存しておく必要がありそうですね。
ウーバーイーツの確定申告(扶養や学生の場合)
最後にウーバーイーツの確定申告をするのが、学生などの扶養家族に入っている方の場合のお話をしたいと思います。他のアルバイトなどと掛け持ちしたりということもあると思うのですが、先ほど述べた38万円の壁を越えてしまうと扶養から抜けるということになるようです。
では、確定申告をしなければ税金を納めなくてよい、つまり「ばれない」のかというと意外とそうでもないようです。あと会社に内緒で副業としてやられている方も「住民税を通じて会社にばれる」ということがあるようで(普通徴収を選べばばれないという話も聞きますが…)、このあたりかなりシビアな問題だなぁと思います。
そして、私が何を言っても税の専門家でもなんでもないので信用ならないと個人的にも思っています。また、誤ったことを言っても私自身責任をとれないので、今回は「困ったことや不安に思うことがあればしっかりと税理士さんに相談するのがいいですよ」というようなお話にとどめておきたいと思います。
ウーバーイーツの確定申告まとめ
いろいろと確定申告についてお話してきましたが、こればかりは税理士さんの方が詳しいですので、わからないことや不安なことなどあれば税理士さんに相談するなり、最寄りの税務署に問い合わせるのがよいかと思います。
税金についてのトラブルはできるだけ皆さん避けたいと思いますので、そのあたりはルーズにならずに、1年に一度だけのことですので、しっかりと処理していただきたいと思います。
はっきり言って先ほどお示しした通り、ウーバーイーツを定期的に副業としてトライされている人ならほとんどの人が確定申告が必要となってきますので、他人事と思わずに、いろいろな情報源を当たって自分で調べてみて、わからなければ専門家に聞くというスタンスで、妥協することなく確定申告は行っていただきたいと思います。