雇用保険被保険者資格取得届【ダウンロード・記入例・ハローワーク・添付書類・郵送・書き方・令和】
会社勤めをしていた人に適用される保険に、雇用保険被保険者資格取得届があります。
雇用の安定、促進を目的として設置されたオフィシャルな保険制度です。
雇用保険被保険者資格取得届があるからこそ、失業や退職した場合に、ハローワークで受給しながら職探しができます。
雇用保険は、会社が従業員を雇用した時、所轄のハローワークに雇用保険適用事業所設置届を提出して保険関係が成り立ちます。
雇用保険の適用事業所になれば、会社員が入社するたびに雇用保険被保険者資格取得届を提出し、雇用保険の加入手続きがスムーズにできるわけです。
逆に言えば、雇用保険被保険者資格取得届がなければ従業員は社会保険に入れません。
雇用保険被保険者資格取得届を提出する時は、ハローワークインターネットサービスからもダウンロードできます。
https://hoken.hellowork.mhlw.go.jp/assist/001000.do?screenId=001000&action=koyohohiLicenceLink
雇用保険被保険者資格取得届の記入例
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000153782.pdf
雇用保険被保険者資格取得届を提出する時
雇用保険被保険者資格取得届の提出が求められるのは、社員が入社した時や、労働時間が変更して雇用保険の加入対象になった時です。
例えば、短時間勤務する派遣として入社したものの、フルタイムで働くことになり、労働時間が大幅に増えて雇用保険に加入する例もあります。
雇用保険手続きの処理を怠っていると、過去に遡って雇用保険料が変わるため、手続きが面倒です。労働保険の修正申告もしなければなりません。
これは企業がメインでしますが、雇用保険担当者としては過去に遡って雇用保険を変更し、
差額を払わなければならないため、面倒です。
雇用保険被保険者資格取得届をダウンロードして作成
雇用保険被保険者資格取得届を提出する時は、ハローワークインターネットサービスから
所定の用紙をダウンロードし、記入します。
ダウンロードして印刷する時は、
- 様式のみ印刷
- 内容を入力してから印刷
のどちらも可能です。
使いやすいやり方を選択しましょう。
ダウンロードは手軽にできますが、もし正しく印刷していなければ受理されないため、
気を付けてくださいね。
雇用保険被保険者資格取得届は郵送で送る
雇用保険被保険者資格取得届を出すのは企業の仕事です。
従業員が郵送でどこかに送るわけではありません。
企業は、その企業の所在地を管轄するハローワークへ、雇用保険被保険者資格取得届を郵送します。
マイナンバーを記載しているため、一般郵便はできません。
重要な書類を送る際に使う、簡易書留や特定記録で郵送しましょう。
郵送する際には、返信用封筒を中に入れておきます。
返信用も、特定記録または書留などの追跡記録付きの方法がいいでしょう。
雇用保険被保険者資格取得届の書き方について
雇用保険被保険者資格取得届は定期的に様式が変更されるので、
ご注意くださいね。
令和1年12月、様式第2号の雇用保険被保険者資格取得届を参考にするといいでしょう。
雇用保険被保険者資格取得届の書き方ですが、
最低限下記の項目は入れます。
・被保険者番号
・取得区分
・個人番号
・被保険者の名前
・性別
・誕生日
・事業所番号
・被保険者になった原因
・賃金
・資格を取得した日
・雇用形態
・職種
終わりに
いかがでしたか?
雇用保険被保険者資格取得届はハロワークインターネットサービスから気軽にダウンロードできますから、作成は難しくありません。
定期的に様式を変更しているのも、確認しておきましょうね。